志望動機で 「立派な話」を作る必要はない
未経験IT転職では、 華やかな実績がないこと自体は 珍しくありません。
むしろ、 実際にはしていない勉強や 大げさなエピソードを足すより、 本当に経験したこと・ 今していること を使う方が、 面接でも説明しやすくなります。
未経験ITの志望動機は 4ステップで作る
なぜIT職を 考えるようになったのか。
勉強、 資格、 PC操作、 求人研究など。
説明、 調整、 トラブル対応、 正確性など。
仕事内容・技術・ キャリアとのつながり。
「○○という経験からIT分野に関心を持ち、 現在は△△を学んでいます。 前職で培った□□を活かし、 御社の○○業務で経験を積み、 将来的には△△を担当したいと考えています。」
厚生労働省の マイジョブ・カードでも、 自分のキャリア・プラン、 企業の事業内容、 両者の接点を整理し、 そのために現在どんな努力をしているかを 考える方法が案内されています。
30秒| 志望動機の材料整理ツール
自分に近いものを選ぶと、 文章の「骨組み」を作れます。
生成結果はそのまま提出せず、 応募企業の仕事内容と 自分の具体的な経験に置き換えてください。
前職経験は IT向けに言い換えられる
IT経験がないからといって、 これまでの仕事が 全部リセットされるわけではありません。
| 前職経験 | IT職につなげやすい強み | 使いやすい職種例 |
|---|---|---|
| 接客 | ヒアリング、 説明、 クレーム対応、 相手に合わせた対応 | ヘルプデスク、 社内IT |
| 営業 | 要望整理、 提案、 顧客調整、 進捗管理 | 社内SE、 ITサポート、 将来の上流工程 |
| 事務 | PC操作、 正確性、 文書作成、 データ管理 | ITサポート、 ヘルプデスク |
| 設備・保守 | 障害対応、 原因切り分け、 安全確認、 報告 | インフラ、 ネットワーク |
| 製造 | 手順順守、 品質確認、 改善、 ミス防止 | 運用、 インフラ、 ITサポート |
| 物流 | 優先順位、 正確性、 チーム連携、 進捗管理 | 運用、 ヘルプデスク |
職種別| 未経験ITの志望動機例文
ITヘルプデスク
社内SE・社内IT
インフラエンジニア
ネットワークエンジニア
クラウドエンジニア
SOC・セキュリティ
例文は そのまま提出するための文章ではありません。 自分が実際に経験したこと・ 勉強していることへ置き換えてください。
弱くなりやすい志望動機と 直し方
NG:将来性があるから
「IT業界は将来性があると思い志望しました。」
弱い理由本人の経験や 応募職種との接点がありません。
改善
実際にITへ関心を持ったきっかけ、 今学んでいること、 応募職種で活かせる経験を足します。
NG:手に職をつけたい
「手に職をつけられると思ったためです。」
弱い理由ITでなくても成立する文章です。
改善
なぜインフラ、 ヘルプデスクなど その仕事を選んだのかまで具体化します。
NG:在宅で働きたい
「リモートワークができるため志望しました。」
弱い理由仕事内容への関心が見えません。
改善
働き方は希望条件として整理し、 志望動機では 仕事内容との接点を中心にします。
NG:勉強していないのに書く
「現在AWSとLinuxを勉強しています。」
実際には何もしていない改善
嘘を足すより、 今日から少し学習を始めて 実際にした行動を書く方が安全です。
会社ごとに 必ず変えたい3か所
求人票から 「具体的に何を担当する会社か」 を拾います。
仕事内容の中から 前職経験や現在の学習と つながる部分を探します。
求人に存在しない仕事を 勝手に書かず、 実際の業務から将来像を作ります。
志望動機は 何文字くらい書けばいい?
応募フォームに 文字数指定がある場合は、 その条件を優先してください。
文字数そのものより、 必要な要素が入っているかが大切です。
| 長さ | 入れたい内容 |
|---|---|
| 約200字 | きっかけ+現在の行動+強み+応募先 をかなり短くまとめる |
| 約300字 | 前職エピソードを少し具体化しやすい |
| 約400字 | きっかけ・行動・強み・応募理由・将来像まで 比較的入れやすい |
指定文字数がある場合は 応募先の指示に従ってください。
履歴書と面接で 話が変わらないようにする
志望動機は 書類を通すためだけの文章ではありません。
面接では、 書いた内容について さらに聞かれる可能性があります。
きっかけを 自分の言葉で説明できる。
教材名より 実際に学んだ内容を説明できる。
仕事内容を理解して答えられる。
求人・事業内容との 具体的な接点がある。
経験を一つ 具体例で話せる。
求人のキャリアと 大きく矛盾していない。
提出前の10秒チェック
志望動機を作る前に 職種が決まっていないなら
無理に文章を書くより、 先に仕事内容を決めた方が 志望動機は作りやすくなります。
よくある質問
未経験ITの志望動機は 何を書けばいい?
ITへ興味を持ったきっかけ、 現在している学習、 前職から活かせる経験、 応募先の仕事内容との接点を 整理すると作りやすくなります。
資格がなくても大丈夫?
志望動機は作れます。 資格の有無だけでなく、 現在学んでいる内容や これまでの経験を具体的に書いてください。
「将来性があるから」はダメ?
それだけでは 応募先との接点が弱くなります。 なぜ自分がその職種を選ぶのか、 今何をしているのかまで足しましょう。
例文をそのまま使っていい?
おすすめできません。 自分の経験、 現在の学習、 応募企業の仕事内容へ 必ず置き換えてください。
勉強していることが何もない場合は?
嘘を書く必要はありません。 まず求人を調べ、 目標職種に必要なIT基礎を 少しでも学び始める方法があります。
転職理由と志望動機は同じ?
完全に同じではありません。 転職理由は なぜ環境を変えたいのか、 志望動機は なぜその仕事・企業を選ぶのか、 という違いがあります。
参考情報・編集方針
志望動機を整理する考え方については、 厚生労働省の マイジョブ・カードで公開されている キャリア・プラン、 自己理解、 企業との接点に関する情報も 参考にしています。
この記事内の例文は 特定企業への内定を保証するものではありません。 応募企業ごとに 仕事内容・求める人物像・応募条件は異なります。 例文はコピーせず、 自分の実際の経験と 応募企業の最新求人情報に合わせて 調整してください。